宮川先生の作品にはひとめぼれでした。
ソーサーがゆったりと…
おおきいのにやさしくて
まるで、ばらの花びらそのもの
カップと一体になり
一つのバラのお花のように見えます。
イメージをお伝えするのはとても難しく、
それを形にするには、
さらに至難の技だったにちがいありません。
おかげ様でとてもすてきな
オリジナルカップができました。
ぜひ手に取って感じていただけたら
うれしく思います。
中国江西省東北部にある景徳鎮は、
世界的な磁器の生産地として知られています。
五代(10世紀)には越窯の青磁や華北O窯の白磁を
倣った生産が始まり、
北宋時代には青白磁を完成させ、
中国を代表する窯業地としての地位を確立しました。
この青白磁が宮廷で好まれたことから、
北宋時代の景徳元年(1004)には
年号を冠した景徳鎮の名がこの地に与えられました。
元代後期には白磁にコバルトで絵付けをした
青花磁器の技術を完成させ、
その地位を不動のものとします。
また、明・清時代には、宮廷で使用する
陶磁器を焼造する官窯が置かれ、
その華麗をきわめた五彩や豆彩、素三彩、粉彩などの
官窯磁器は今日まで最高の評価を受け続けています。