京都散策〜2012〜

「今田美奈子 華麗なる王妃の食卓芸術展」

「今田美奈子 華麗なる王妃の食卓芸術展」
波瀾万丈の生涯を過ごしながら華麗な食卓芸術を築いた、マリ−・アントワネット、マリア・テレジア
ジョゼフィ−ヌなど歴史上の王妃が愛したテ−ブルセッティングの食卓の再現の展示がされていました。
食卓に置かれる食器の模様やカトラリ−にほどこされたモチ−フ、食卓の花や果実、色彩の
すべてに意味が込められているそうです。

入場口に今田先生は取材中ですと立て札がおかれていましたが、
観賞し終わり会場から出ると、春の様なさわやかなピンクのお洋服で、
著書を購入された方へサインをされながら、お一人お一人と和やかに語らいでいらっしゃいました。

京都の歴史あるサロン巡り

長楽館
長楽館は、明治の煙草王 村井吉兵衛の別邸後で、設計者は、立教大学学長で宣教師のアメリカ人ガーディナー。建築家でもあった彼の監督の下、五年もの歳月を費やし1909年(明治42年)に完成。一歩足を踏み入れると、ルイ15.16世時代の重厚なインテリアが、ひときわ豪奢な雰囲気をかもしだしています。当時、日、英、米の著名なVIPも数多く滞在、京都の迎賓館として 華やかな集いの場となっていました。
長楽館 長楽館アフタヌーンティ

王妃の華麗な食卓を観賞したあとは、その流れに乗り、長楽館の迎賓の間でアフタヌーンティーを満喫いたしました。

築地 築地店内

昭和9年創業の老舗カフェ「築地」。
以前から気になっていたcafeに足を運んでみました。
京都で初めてウィンナーコーヒーを出した店だそうです。
スプーンに角砂糖をのせて出されるスタイルは、歴史を感じ店内の雰囲気とマッチして、
昔をイメージさせてくれました。

【他の歴史あるcafeをご紹介いたします。】
フランソア
昭和9年に画家を志していた先代が創業。
西洋絵画に憧れていた店主は、彼が最も愛する画家・フランソワ・ミレーから店名をとりました。
そのモダンな店名と軽やかに響くクラシックの音楽、上質の珈琲の香りに誘われたのは、
京大・同志社・立命館などのインテリ層。
彼らはこの店に集まり、芸術から思想に至るまで様々な議論を交わしました。
ソワレ
昭和23年(1948年)創業の喫茶店。"soirre"はフランス語で夜の時間、夜会、夜の公演の意味。
その名の通り、扉を開けるとドアの向こうには、
今が昼間であるかのようにソワレ(晩)の空間が広がっています。
京都の歴史あるcafe巡りを通して、
お茶を介し、芸術、文学などを語り合った時代にタイムスリップした感じがいたしました。